workslog12/MT-10SP 17′

#WORKS

2024.02.06

おっと、前回の投稿からあっという間に5か月も経過してしまいました。。定期的に継続することに意味があることなので、頑張ります。数年前より弊社新規ユーザーとなっていただいた都内在住U様の YAMAHA MT-10SP 17′ です。新車購入時よりたくさんカスタムパーツを装備いただき、継続的にチューンナップしてきましたが、今回はMT10SPが新型となり、標準装備されているブレーキ装備をコンバートしたいご相談。

一見単純作業のようですが、ハードルの高い内容でした。所有車両の実車確認(部品や取り回しなどなど)、新型車両の確認などパーツを発注する前からあーでもないこーでもないと足りない脳をフル稼働させました。当然ですが、実際に作業時に問題が起きたことは言わずもがな。。

近年の車両のごとくメインフレーム内側はハーネスなどがぎっしり。今回の様に大型車両は、より熱の影響なども考慮してあるため、ブレーキラインもきっちり取り回しは決まっています。


ABSモジュールは、新型と取り付け方法が違いました

前後3つのキャリパー、2つのマスターに対してホースは何本も。。。

純正の取り回しに忠実に


リアは、新型純正はステンレスメッシュの設定ではないため、社外で近いものを自然に


リザーバータンクも、もちろん新型セミスモークタンク

ここでまたしても問題が。。。

ラジアルマスターになった事で、既に装備されていた旧型の純正ナックルガードが取りつきません。。

とは言え、壊れているわけではないのに新型用を付けるのも。
そのため新型は、グリップエンドのみでホールドしています。

そこは、弊社匠の技術

左側ステーと同じようにデザインしたワンオフステー製作

レバー部もギリギリかわし、2点度目でしっかりホールドできました。

せっかくここまで分解したので、リクエストにはなかったカーボンが蓄積したスロットルボディをクリーニング

U様、いつも多くの依頼ありがとうございます。こだわったカスタムは、ご相談ください。※技術的なアドバイスは控えさせていただいております。