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#WORKS

2021.09.19

以前の投稿からかなり日が開いてしまい申し訳ありません。(2年近く経つので申し訳ないと言える事ではありませんが。。)また定期的に更新していきますのでよろしくお願いします。2021年も9月半ば過ぎ、2022年が見えてきている時期ですね。

世の中は、2019年2月頃から新型感染症コロナウイルス(COVID-19)の猛威に世界が揺れました。まだまだ油断はできないですが、前を向くしかありません。

今回は技術ではないことをご紹介。ヤマギでは、数校の教習所の納車及び保守をさせていただいております。大変ありがたい事です。やはり、免許を取得する教習所のバイクをメンテナンスをする事は、一般ユーザーの車両とは違った気持ちで取り組んでいます。通っている生徒の方たちからしたら教習で乗車するバイクが教科書になる訳ですから。同じバイクを毎日違う人が乗ること、公道とは違った教習所ならではの使い方、走り方は全く違います。日本の二輪免許制度は、小型、中型、大型と別れており、各カテゴリーにAT(オートマチック)、MT(マニュアル)があります。

中型MTは、かなり前からずっとHONDA CB400SFが主流となっています。今でこそほとんどのカテゴリーの車両はFI化しましたが、昔は当然キャブレタでした。大型・中型MTは4気筒エンジンでしたので燃焼室やマフラーなどの汚れや劣化により、調子が悪くなることは当たり前にあります。弊社では、教習所車両に、より特化したスペシャリストが在籍しています。知識量、技術、故障診断、作業速度、どれをとっても普通ではありません。直すことは当たり前ですが、前記の通り二輪の教科書として乗れるように直すわけですから、その緊張感は普通ではありません。当然、一般車両の日常業務をこなしながら作業しています。

HONDA CB400SFK
教習車両は、ランプ類やバンパーなどの装備は入荷した状態ではついていません。一見簡単なように思えますが、慣れていないとかなりの時間を要する作業です。教習車ならではの装備もあります。知らない方もいますが、実は市販車両とは違った仕様(ホイールや制動装置、他)です。

バンパー、ランプ類が取り付くと、教習車に様変わり。

水冷4気筒エンジン。キャブレタが取り外されている状態。取り外すには時間をそれなりに要するはずですが、メカニックの手にかかればものの十分程度のこと。CB400SFはV-TEC搭載していますが、教習仕様はV-TECがきかないようになっています。

4連キャブレタ。見ての通り、カーボンによる汚れ等が蓄積していきます。市街地を走るわけではない特殊な乗り方のため、目に見えない燃料系統もご覧の通りです。当然清掃によりきれいになった後は、調子も変わります。